カニ37形客車
HO Scale Model

 昭和5年に川崎で6輛(カニ39550〜39555)製造された荷物車です。昭和16年の称号改正でカニ37形(6〜11)となりました。更に昭和28年の3軸ボギー車の称号改正でカニ29(11〜16)へと改番されました。窓の高さがスハ32(32600)などと同じながら、ウインドシルとヘッダーがオハ31等と同じ細いままと言う独特の外観をしています。新製後は特急「富士」に使われていたのは有名です。その後は幹線の優等列車や荷物列車に使用され、昭和38年にスエ38へ改造されるまで活躍しました。製品は既発売のマニ31をベースに図面などの資料だけでなく保存車も詳細に調査し、荷物車独特のデッキ周り、荷物室ドア、魚腹台枠など忠実に再現しました。更に台車も荷物車用のTR75を新規に製作、ベンチレータは2ピースのプラスチック製、Wルーフの上屋根は薄板のプレスとした軽量構造で、ダブルエッチングを駆使したとても組み易い構造になっています。
 製品は昭和20年代までの姿ですが、別売りの電池箱を使うと末期の姿に改造することも可能です。キットはその改造を考慮した構造になっています。



品番  製品名  価格(税別)
0710  カニ37形客車(Wルーフ)  \48,000.-
 

企画・製作