マイテ39 1は昭和5年に特急「富士」用として製造されたスイテ37010、マイテ39 21は昭和5年に特急「富士」用として製造されたスイテ37000と違う車輌でしたが、特急「へいわ」運転時に整備されてマイテ39の1と21になっています。製品は、戦後「つばめ」専用の展望車として活躍していた時代、正確には昭和24年頃以降露台に尾灯が埋め込まれた後の姿で、ぶどう色1号の時代から青大将の時代までを再現出来ます。

　1と21では窓配置、明かり取り窓の大きさ、ベンチレータの位置などが異なっており、それらも正確に模型化しています。勿論 Precision HO ブランドの客車らしく、冷房装置もマイテ39専用の独特な形状をしたKM-3や、多分製品としては初めて模型化されるであろう台車に付く歯車式の駆動装置など、細部まで拘ったモデルに仕上がっています。