オロ35(30850)/スロ43形2等車
HO Scale Model

オロ35 Aタイプ

 鉄道省を代表する2等車であるオロ35ですが、大きく分けて3タイプ存在する中から溶接構造となった台枠がUF38の46〜70を模型化いたします。転換クロスシートのため、ズラッと並んだ狭窓が最大の特徴です。新製後は、10/11、12/13、15/17、17/18や201/202列車など、戦前を代表する優等列車に使われました。戦後も北海道から九州まで、各地を結ぶ急行列車を中心に使われていましたが、特ロの登場後は2等車(昭和35年以降は1等車)の自由席車として使われていましたが、車内などが見劣りすると言うことで昭和30年度から近代化改造が施されました。これにより、窓枠がアルミサッシに、室内灯も蛍光灯へ交換されるなど、大きく変化しました。更に一部は電暖が取り付けられ、スロ43へと形式も変更されています。その後、昭和39年からオハ53へと格下げされて行きましたが、北海道のオロ35は昭和41年まで1等車として現役でした。またスロ43も昭和41年からスハ54へと格下げされましたが、宮原のスロ43は昭和42年まで1等車として活躍しました。またほぼ同時期に一部はオハネ17の種車になったり、荷物車へも改造されています。格下げされたオハ53はオハ41 300番代や荷物車へと、スハ53もスハ57へと再改造され、オハ41 300番代は昭和53年に、スハ57は昭和49年に廃車になっています。

 製品は戦後各時代の姿を再現しています。Aタイプは戦後の近代化改造前の姿と近代化改造されなかった51が該当します。Bタイプは近代化されずに北海道形になった60で、電池箱が小型なのが特徴です。Cタイプは近代化改造された姿で、Dタイプは近代化改造された北海道形 64 - 68になります。戦前の姿を再現出来るセットも別売でご用意しました。戦前形用セットには戦前形用妻板、大型電池箱、KL形発電機に配電箱がセットになっています。更に、Hゴムなどの扉もご用意致しました。また近代化改造車は、Hゴムの扉仕様になっていますが、一部Hゴム(大)の車輛も存在しますので、オプションの扉セットをご利用下さい。 キットを完成させるには、台車(TR23またはTR23コロ軸受)や通風器など、別途購入して頂く必要があります。

 発売は令和7円8月末頃を予定しています。受注生産となりますので、ご希望の方は こちら をお読みになった上、本年7月21日迄に下記ボタンよりお申し込み下さい。

オロ35 Bタイプ 未更新車 北海道形
オロ35 Cタイプ 近代化改造車
オロ35 Dタイプ 近代化改造車 北海道形
スロ43 近代化改造車
品番  製品名  価格
0360-1  オロ35 Aタイプ(キット)  \57,200.-
0360-2  オロ35 Bタイプ(キット)  \58,300.-
0360-3  オロ35 Cタイプ(キット)  \58,300.-
0360-4  オロ35 Dタイプ(キット)  \59,400.-
0361  スロ43(キット)  \59,400.-
0360-PW  オロ35戦前形化セット   \3,080.-
9302  Hゴム扉セット   \14,30.-
9303  Hゴム(大)扉セット   \14,30.-