スハ32(32800)形3等車
HO Scale Model

Aタイプ(スハ32 137-169)

 スハ32(32800)は、二重屋根の32600を丸屋根化した車輛で、昭和7年から17年の間に727輛も製造された、戦前を代表する三等座席車です。10年にも渡って製造されたため、製造時期によって台枠を初めとして各部が異なっています。今回模型化するのは3種類で、Aタイプは最初に製造されたUF21形台枠を使用し、車体裾のリベットが2列、通風器が9個なのが特徴です。Bタイプは、台枠がUF30へと変更された昭和10年度までの車輛で、車体裾のリベットが1列に、通風器が8個に変更されています。Cタイプは、台枠がUF38になり、便所洗面所窓位置が変更されています。また一部の車輛は全溶接構造になっていたり、特急「燕」用として扇風機を装備していたりしました。戦後は、一部の車輛が台車交換をして、スハ33(TR40B)、スハ33 1000番台(TR47B)やオハ56(TR11)へと形式変更されています。特にスハ33は両タイプ併せて140輛以上も改造され、東海道を初めとする幹線筋を中心に使用されました。昭和50年代になると急激に数を減らし、スハ32は昭和57年に札幌で、スハ33が昭和58年に郡山で廃車になるまで全国各地で活躍しました。

 製品は雨樋までプラの一体成形で、組易さとディティールの両立を図りました。また北海道形ですが、昭和30年代初め頃にはAタイプは全車転出しているため、BタイプとCタイプのみご用意致しました。更に戦前の姿を再現出来るセットや電暖セットも別売でご用意しました。戦前形用には大型の電池箱、KL形発電機と配電箱に、丸管の便所流し管がセットになっています。電暖セットは電暖の変圧器とジャンパ栓受けが1輛分入っています。更に、Hゴムなどの扉も製作する予定です。 またキットを完成させるには、台車や通風器など、別途購入して頂く必要があります。

 発売は10月頃を予定しています。受注生産となりますので、ご希望の方は こちら をお読みになった上、8月20日迄に下記ボタンよりお申し込み下さい。

Bタイプ(スハ32 170-245、345-376)
Cタイプ(スハ32 377-863)
Bタイプ 北海道形
Cタイプ 北海道形
 品番  製品名  価格
0350-1  スハ32 Aタイプ(キット)  \55,000.-
0350-2  スハ32 Bタイプ(キット)  \55,000.-
0350-3  スハ32 Cタイプ(キット)  \55,000.-
0350-2H  スハ32 Bタイプ 北海道形(キット)  \57,200.-
0350-3H  スハ32 Cタイプ 北海道形(キット)  \57,200.-
0350-PW  スハ32戦前形化セット  \2,530.-
1320  電暖セット  \880.-
 
御予約受け付けは終了致しました。沢山御御予約を頂き、有り難う御座いました。