キロハ18、キハ18、キハユニ18形気動車
HO Scale Model


キロハ18 Aタイプ 1〜5

 10系気動車第五弾は、中間車のキロハ18と、キハ18に、キハ16改造のキハユニ18です。キロハ18は、前期形の1〜5で、原型と扇風機取付後の両タイプ、キハ18は前後期両タイプに、キハユニ18はキハ16の1〜69を改造したタイプを模型化します。

 キロハ18は製造直後は千葉にいて、成田行きなどに使われていましたが、直ぐに1は奈良へ移動してキハ50と共に関西線の「かすが」に、、2〜5は田端へ移動して日光行きの快速列車に使用されました。キハ55登場後には全車準急色へ塗り替えられ、その頃に扇風機が取り付けられたようです。準急「ときわ」「かすが」「ちどり」などの優等列車に使用され、その後高松へ移動した後も四国の優等列車などに使用されたようです。最後は全車キハユ15とキニ15に改造され、形式消滅しました。

 キハ18のAタイプは全室クロスシートで旧台枠のため、とてもスマートな外観をしています。全車千葉に新製配置され、70年代に電化されるまで千葉で活躍しました。その後は郡山、美濃太田、岡山、小郡、直方や長崎などへ転属、各地で活躍しました。Bタイプの後期形は、乗降しやすい様扉部の座席がロングシートになり、新台枠へと変化しています。こちらの新製配置は田端、千葉、奈良、岡山、徳島で、田端のはキロハと組んで日光行きの快速列車に使用されています。その後も千葉、奈良や多治見と言った非電化の混雑する路線で使用されました。

 キハユニ18ですが、当初の計画ではキハユニ48000とキユニ48100と言う郵便荷物車を新製する予定でしたが、座席車の需要が余りにも大きいため新製が取りやめられた経緯がありました。その後キハ20系の登場などで余裕が出来たキハ16を改造したのがキハユニ18です。昭和41、42年に8輛が改造され、盛岡、郡山、新潟、岡山、浜田と小郡に配置され、各地の路線で使用されました。その後キハユニ26の増備に伴い、3と6以外はキユニ18に再改造されています。3は会津地区、6は新潟地区で活躍しましたが、3が昭和54に廃車となって形式消滅しました。

 今回の製品ではキロハ18とキハ18専用の空気暖め器や扇風機カバーなどを新規に製作、従来同様豊富な資料を元に実車を忠実に模型化しました。また製品を完成させるには、このキットの他にイモンギア、IMONNミニモーターなどを、別途購入して頂く必要があります。カプラーは、標準のKD711、イモンカプラーなどに対応しています。

キロハ18 Bタイプ 1〜5
キハ18 Aタイプ 1〜15
キハ18 Bタイプ 16〜31
キハユニ18 1〜3、6〜8

品番  製品名  価格(税別)
0205-A  キロハ18 Aタイプ(キット)  \48,000.-
0205-B  キロハ18 Bタイプ (キット)  \49,000.-
0206-A  キハ18 Aタイプ(キット)  \48,000.-
0206-B  キハ18 Bタイプ(キット)  \48,000.-
0207  キハユニ18(キット)  \50,000.-
 オプションで10系気動車様の椅子もご用意致しました。詳しくはこちらをご覧下さい。

沢山のご注文を頂き、有難う御座いました。