EF56形電気機関車 6・7号機 戦後東海道仕様
HO Scale Model

EF56 6

 EF56の一次形、6・7号機の戦後東海道仕様(お召し改造後)を製品化致します。国鉄電気機関車史上初めて蒸気暖房装置を搭載した機関車で、車体が溶接構造となり、みを帯びた独特の車体形状をしています。新製直後から東海道の第一線で活躍、急行列車、普通列車に、荷物列車まで幅広く牽引していました。東海道全線電化後は、主に湘南列車牽引がその役目となり、昭和33年まで東京駅に出入りし続けました。
 EF56牽引のお召し列車ですが、昭和27年6月にサンフランシスコ条約発効を伊勢神宮へ奉告される為運転されました。当時の決まりで暖房車を連結する必要がありましたが、使える暖房車が無いためお召し専用機(EF53 16)ではなくEF56に白羽の矢が立ち、比較的状態の良かった6・7号機が選ばれました。お召し整備ですが、車体に飾り帯の取付、連絡用ジャンパ栓受け取付、側面腰板に換気口を増設、6号機は運転台直ぐ後ろの窓の移設、この他両機の屋根状のガラベンの増設と7号機車体下の排気口の廃止もこの時に改造された様です。またお召しに使われたのはこの時一回だけで、これ以降は暖房車が整備されたのに伴い、専用機であるEF53が牽引しています。また、お召し列車牽引お役目を果たした後も、各部を磨きだしたまま活躍していたのも有名な話です。
 今回製品化するのはお召し改造後の姿で、図の通り6号機と7号機では外観が異なっています。新製時から違いであるワイパーの位置やステップのほか、増設された排気口の位置が1〜4位で両機とも微妙に違います。また両機共通の戦後整備として、パンタグラフのPS14またはPS14Aへの交換、避雷器の屋根上への移設などがあります。製品では、膨大な資料を基に細部まで拘って再現致しました。

EF56 7
品番  製品名  価格(税別)
0003-6  EF56 6号機( 戦後東海道仕様 トータルキット)  \130,000.-
0003-7  EF56 7号機( 戦後東海道仕様 トータルキット)  \130,000.-
 
沢山のご予約を頂き、有り難う御座いました。