EH10形電気機関車
HO Scale Model

試作機用 DT101形台車

 お問い合わせを頂いておりますEH10ですが、大幅に遅れており大変申し訳御座いません。現在、試作機用の台車が出来上がってきております。DT101形台車(EH10の台車)ですが、試作機用と量産機用では細部が異なっています。また軸距離のある鋳鋼台車にスポーク動輪のため、モーターなどの台車の内側が丸見えです。その為、台車の内側の色々を省略すると下回りが軽くなってしまいまうので、ギアボックスを大ギアのケースやモーターなどの形状とし、ブレーキの梁なども取り付けることにより、細密感と実車の持つ重量感を再現してみました。
 発売は試作機と量産機、それぞれ製造時と改造後の各2タイプを予定していますが、各部が色々と異なるためどうまとめるか?悩みどころが多い機関車です。試作機のヘッドライトは新製時150Wでしたが、後に250Wに改造されています。その際、EF58同様鉢巻きを巻いたような姿になっています。一方、量産機は最初から250Wでしたので、おでこだけでも3種類必要になります。車体も窓の位置や高さ、貫通扉の窓の大きさなど、試作機と量産機では各部に違いが見られます。また試作機は本当に試作だったのか?屋根上や前面の細部が各号機毎とに異なっています。更に全車共通の問題として前面の帯が有ります。切り抜き文字の番号の両端から等間隔の所に、帯の折れ下がった頂点が来るようになっています。つまり、番号毎に帯の開口部の寸法が異なる訳です。機関車の顔の印象を決める部分ですが、全番号を製品化する訳にも行かず、かと言って帯を別貼りにすれば組立が難しくなりますので、さてどうするか?と言う感じで遅れています。
 お客様にはご迷惑をお掛けして大変申し訳御座いませんが、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。