スハフ43形客車
HO Scale Model

 実車は、昭和26年に汽車製造にて3輛だけ製造された、特別急行列車専用の3等緩急車です。特別急行列車専用車輛なので、台車は防振ゴム付のTR47とされ、片出入り台で表示灯付、固定の2人掛け座席に、巻き上げカーテン付と、当時としてはかなり豪華な3等車でした。スハフ43は、当初東海道の2・3等特急「さくら」用として製造されましたが、「さくら」がなかなか運行されないため新製後は予備車的な扱いでした。その後、昭和28年に山陽特急「かもめ」として使用が開始され、「かもめ」が軽量客車化された後は「さくら」に、そして「はつかり」へと、2・3等特急に使われ続けきました。その後急行列車用に転用するため、昭和36年度予算にて近代化改造されましたが、スハフ43 0番代は窓枠は木製のままとされ、車掌室側の貫通扉も木製時代のまま、向かって左側にオフセットしたままの姿で鋼製化されました。この姿で長い間東海道の夜行列車に使われましたが、再末期に四国へ渡り窓がアルミサッシ化されました。
 製品は、四国へ渡る前の姿まで、各時代を再現出来る様になっています。詳しくは、出入り台表示灯、出入り台扉、貫通扉に、洗面台やトイレの窓枠を、選択出来る様になっています。台車まで含めたトータルキットで、6月初旬発売を予定しています。現在ご予約を受付中です。

 また、急行列車名札灯(テールマークの行燈の正式名称です)は、追って発売を予定しています。



品番  製品名  価格(税別)
0311  スハフ43 0番代(トータルキット)  \40,800.-