スハ44形客車
HO Scale Model

 実車は、昭和26年に汽車製造と日本車輌製造にて34輛製造された、特別急行列車専用の3等車です。特別急行列車専用車輛なので、台車は防振ゴム付のTR47とされ、片出入り台で表示灯付、固定の2人掛け座席に、巻き上げカーテン付と、当時としてはかなり豪華な3等車でした。新製後直ぐに東海道の特別急行列車「つばめ」と「はと」に投入されました。「つばめ」は宮原、「はと」は品川の車輛で運行され、サービスを競っていたのは今はもう昔話です。その後、「かもめ」、「さくら」、「はつかり」と、次々と特別急行列車に使われて行きました。
 その後急行列車等に使用するため、昭和36年度と37年度予算にて近代化改造されました。アルミサッシの窓枠と、軽量客車と同様な出入り台扉が特徴ですが、37年度予算で施工された車輛は窓枠が木製のままになっています。改造直後は一部車輛が観光団体専用列車用として、青15号にクリームの帯という専用塗装が施されましたが、それ以外はぶどう色2号で登場し、夜行急行列車を中心にが、東海道や山陽線で使われました。
 製品は各時代を再現出来る様になっています。詳しくは、出入り台表示灯、出入り台扉、貫通扉に、洗面台やトイレの窓枠を、選択出来る様になっています。台車まで含めたトータルキットで、6月初旬発売を予定しています。現在ご予約を受付中です。



品番  製品名  価格(税別)
0310  スハ44(トータルキット)  \40,800.-