マユ32形郵便車
HO Scale Model

マユ35
マユ32

 マユ31(36050)の増備形として、昭和10年に3輛製造された郵便車です。製造時はマユ36100でしたが、昭和16年の改正によりマユ32となりました。車体はマユ31とほぼ同じ構造で、中央に休憩室と便所を設け、郵袋室と区分棚室の間に仕切りがない配置になっています。また区分棚部分の幕板に明かり取り窓が無いので、一見すると護送郵便車のような外観を持っています。新製後は全車東鉄局に配置、戦後は宮原、函館、青森へと3輛揃って転属、青森時代に全車電暖化されています。その後尾久へ移動、北海道との郵便輸送に活躍しました。末期は1と2だけが宮原へ移動し、昭和45年度に廃車になっています。

 製品は戦後の電暖化後の姿で、従来通り屋根を雨樋までプラの一体成形として、組易さとディティールの両立を図っています。また車番毎に異なっている投函口の位置も選択出来るようになっています。その他、従来通り実車の資料を基に細部まで再現してあります。 キットを完成させるには、台車や通風器など、別途購入して頂く必要があります。

 発売は令和8年1月を予定しています。受注生産となりますので、ご希望の方は こちら をお読みになった上、本年11月24日迄に下記ボタンよりお申し込み下さい。

品番  製品名  価格
0363  マユ32(電暖仕様 キット)  \61,600.-