マユ33の改良型？として昭和13年度に4輛製造された、逓信省所有の郵便車です。マユ33と比べて、車体中央の休憩室と便所を少し狭くして、郵袋室を拡大していますので、微妙に窓割りが異なっています。幕板に採光窓がある、郵便車らしい外観をしているのが特徴です。1輛が戦災で廃車になり、残る3輛は昭和20年代に車掌室が取り付けられたので窓が一ヶ所埋められました。昭和30年代に青森に配置されていた頃に全車電暖化改造され、2000番代になっています。その後は全車盛岡へ転属、昭和40年代には2001が盛岡、20002が青森、2004が旭川に配置され、東北筋や北海道への郵便輸送に昭和47年度まで活躍しました。

　製品は戦後の電暖化後の姿で、従来通り屋根を雨樋までプラの一体成形として、組易さとディティールの両立を図っています。また梯子が2001と2002は後位、2004は前位に取り付けられていますが、選択出来るようになっています。その他、従来通り実車の資料を基に細部まで再現してあります。 キットを完成させるには、台車や通風器など、別途購入して頂く必要があります。

　発売は令和8年1月を予定しています。受注生産となりますので、ご希望の方は こちら をお読みになった上、本年11月24日迄に下記ボタンよりお申し込み下さい。