国鉄最後の新製木造冷蔵車、レ7000を製品化致します。実車は昭和24年度に300輛製造されました。昭和25年には鋼製のレ10000が製造を開始していましたが、昭和27年に予算の都合上レ10000と同時に追加で30輛製造されています。昭和33年から全車2段リンク化されてヨンサントウ後も蒸気機関車からEF81まで、各機関車に牽引されて全国各地で活躍しまいた。その後、昭和49年度には全車廃車になり形式消滅、銀色の木製冷蔵車としては最末期まで活躍した車輛です。
また断熱材の性能が戦前製の車輛よりも良いため、新製後直ぐに80輛ほどが連合軍専用車として東横浜駅などに常備され、R-CHILL CAR として昭和40年頃まで全国各地の連合軍基地への輸送に使われました、
今回模型化したのは2段リンク化された後の姿で、車票刺が2個付いている連合軍専用車も製品化します。従来同様、実車の資料を基に屋根上の氷入れ口、蝶番に開き戸開閉装置などの新規部品を製作、専用のインレタも付属しています。製品はそれぞれ1輛入りと2輛入りをご用意致しました。
発売は来年3月下旬頃を予定しています。また製品を完成させるには、車輪、カプラー、ねじ類など、別途購入して頂く必要があります。
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