戦前と戦後に製造されたワム23000を昭和28年に150輛が2段リンク化され、高速有蓋車へと改造されました。翌年から同じ車体で新製され昭和32年まで標準形有蓋車として量産されました。その後はワム23000も2段リンク化改造されてワム90000に編入されたため、国鉄を代表する貨車となりました。今回模型化するに辺り、一見同じにみえるけど細部が色々と異なる多数のタイプを再現するべく、軸箱守を2種、妻板を2種、側扉を4種ご用意いたしました。これらの組み合わせで16タイプものワム90000を作り分ける事がで見ます。是非、お好みの一台を再現していただければと思います。
異なる点ですが、上図(Aタイプ)と下図(Bタイプ)で軸箱守の形状が異なっています。Aタイプはワム91776以降の量産車がプロトタイプです。ワム23000からの改造車もほぼ同様の外観を持っています。
Bタイプは、ワム90150〜90775がプロトタイプです。独特の軸箱守と、側梁のリベットの位置を正確に再現しました。またワム90000を模型化する際に悩ましいのが、溶接のラインをどうするかです。ここに載せた図では、側扉、妻板共に横にラインが入っていますが、製品では妻板は溶接ラインの有無で2種類、側扉はリブの有無と溶接ラインの有無で4種類、ご用意いたしました。また急行便仕様になった約1800輛は、Aタイプから約1300輛、Bタイプから500輛、選ばれています。更に、急行便を再現される方用に10輛入りのバルクパックもご用意いたしました。
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